皆さんこんにちは!
今回ご紹介するのはベリテです。
投資分析し、この会社を買うべきか見送るべきか考察してみたいと思います。
持っているだけで勝手にお金が入ってくる株式保有による配当金を受けられる事はご存知でしょうか?
配当金を受けられる会社はたくさんありますが、その中でも今ホットな会社についてピックアップしました。
ここ数ヶ月でSNSで話題となっている会社です。
特にtwitterで賑わせている理由は、高い配当率です。
2021年度予定で、1株当たり40円の配当を実施すると発表しています。
株式会社 ベリテ 2021年3月期 決算短信から抜粋
高配当の会社だから投資してみようかなと思っている人はこれを読めばメリットとデメリットがわかります。
- 高配当株に興味のある方
- SNSでベリテことを知って投資するべきか迷っている人
- どんなリスクがあるか理解したい人
この会社に対して投資するかしないかの判断を考えていきたいと思います。
※あくまで、私自身の経験に基づく考えになります。投資の判断についてはご自身のご判断でお願いします
三井系サラリーマンって何者?
高配当投資をおススメしていますが、その前に私がどういう人物が知らない人が多いですので、紹介させてください!
私は三井系のサラリーマンとして、日中は経理・財務の仕事をしています。
毎月貯蓄を投資に回して配当金の利回りだけで生活できることが私の目標です。
もともと学生のころから、株式投資・FX・先物取引をしていました。
これまでの運用で得た利益は約2000万円。ですが自分の好きなように使いすぎてしました。そのためゼロから出発する気持ちで専門的な知識を使って日々投資判断をしています。
様々な投資手法がありますが、私のスタイルは中長期保有型です。
サラリーマン、投資、ブログ活動の3足のワラジでやっています。毎日マーケット情報を見て都度売買を判断することは時間的にも難しいです。
そのためマーケットの情報にあまり依存しないやり方で、しっかり収入を得られる方法がないか追及したところこのやり方がベストだと確信しました。
私は投資や仕事柄経営に携わることがあるので、経験と専門知識があるので不自由なく運用できています。
しかし大抵の人はそうではないと思います。
投資経験や財務諸表などの経営に関わる数字を読み取るスキルが無くても、このブログを読めば誰でも判断できるようにしていくことが目指しています。
それでは早速今回の本題に入っていきましょう。
何を行っている会社か?
初めて目にする人も多いと思います。
ベリテはダイアモンドや宝石を販売、卸売している会社です。
有価証券報告書によりますと、一年間で80億円の販売があるそうです。
ちなみにダイヤモンドの指輪は売上は15億円、仕入れは6億円だそうです。
単純計算で、仕入れ値の2.5倍の値段です。
これだけ見るとダイヤモンドビジネスがいかにドル箱のビジネスであるかがわかると思います。
全国に88店舗があり、新規出店で店舗数を伸ばしています。
配当金と株主優待について
今年発表された決算短信によりますと、一年間で1株当たり、40円を株主に配当する予定です。
配当利回りは驚愕の8.6%になります。
東京証券取引所の統計資料によると、2021年4月時点での東証一部の利回り率平均は、1.86%のため非常に高いリターンであることがわかります。
この配当利回り率の高さが人気となり、現在注目されていると思います。
500株以上保有であれば、株主優待(優待価格での購入)などの特典を得ることが出来ます。
収益の安定性は?
最終的な利益率を見ると、コロナ下でも利益を確保出来ています。外出自粛による影響もあると思いますが、ネット販売などを通じて大きな収入減とはなりませんでした。
売上総利益=粗利は56%
売値から仕入れ値を引いた数字になります。
営業利益からガクンと数字が下がり8%となっています。
通常の営業活動にかかる費用がこの間にあります。ダイヤモンドを製造しているわけではないので、メーカーと異なり売上原価は低く抑えられています。
お店のスタッフ、アルバイトなどの給料は一般管理費として扱われるので、営業費用として計上されます。
営業利益でガクンと数字が落ちているのは、それが理由です。
これ自体に大きな問題性はないと思いますしかし・・・
利益はしっかり出すことが出来ているのですが、問題はその利益の使い方です。
財務の安定性は?
ベリテの財務安定性は他上場企業と比較しても、平均以下です。
率直に言うと、高配当が売りですがそれが財務を圧迫していることがわかりました。
ダイヤモンド等の高額な宝石を販売するビジネスのため、在庫評価額が高くなる傾向になります。
希少価値が高いため、有事の際は現金化させることは比較的容易ですが、現金保有率の低さが目立ちます。商品や売掛金などを含む流動資産の内、現金が占める比率は34%となりました。
キャッシュフローはどうでしょうか?
キャッシュフローの詳細がわかる情報が2020年発表の資料になるので、少し古いですが直近に発表された情報とそこまで差異がなかったので、今回使用しました。
キャッシュフローは営業、投資、財務の3つ分かれますが全て合わせてキャッシュ減となりました。
原因は配当金の支払です。
これがこの会社が注目されているポイントであるのですが、同時に不安要素がたくさんあります。
配当金は会社の利益を株主に分配するものなので、このお金が利益から出ていれば良いのですが、こちらの会社の場合そうではありません。
詳細の理由はわかりませんが、高配当投資が注目されているので、配当額を高く設定し、投資家を呼び込んでいる。
もしくは、親会社からの指示で、配当額を収めるようにしているかもしれません。
いずれにしても配当金の支払による、キャッシュアウトが増えてこのままでは経営が難しくなります。
長期間にわたって株式を保有し続けるスタイルには向いていません。
総合的な評価
投資リターンと財務活動及び収益性を見るに、ベリテへの投資意欲はこうなりました。
収益性は確保できているものの、財務体質に不安要素があるため積極的な投資は控えようと思います。
PERは約30を推移しており、まだまだ上昇の余地はあります、
しかし配当狙いの投資家が集まっているので、配当金の減額を発表すれば多くの株主が抜けていき、株価がガクンと下がるのではないかと推測しています。
twitterなどのsnsでは注目が高まっていますが、四半期別のデータを見て投資価値が高まるかどうかチェックしていきたいと思います。
少額からの投資はこちらから
1期のみの配当狙いの投資を考えている方は、1株ワンコイン以下で購入できるので、トライしてみる価値はあると思います。
※長期的に持つのは今の状態ではリスクの方が高いですでそれは覚えておいてください
一株から購入できるSBIネオモバ証券や、LINE証券を使ってみてはいかがですか?
SBIネオモバイル証券にアクセスはこちらからこれからもより身近に感じてもらえるように、私の知見を活かして情報を提供していきたいと思います。
もし共感してもらたら、twitterも覗いてくださいね!