皆さんこんにちは!
noblework編集長です。いかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介するのは皆さんも一度は食べたことがある”スシロー”です
投資家の立場になって分析し、この会社を買うべきか見送るべきか考察してみたいと思います。
この記事を読むメリット
株式投資を始めた人やこれから始める人にとっては、どの会社の株を買えばよいか分からないのではと思います。
そのため、まずは身近にある会社の株式を購入したい人もいると思います。
私も最初はそうでした。
その会社の事を分かっていないとサポートしたいという気持ちが生まれないからです。
サポートしたいという気持ちが投資家の心を動かし、株式が購入されると必然的に株価が上昇します。
あなたを含むみんなが買いたいと思う会社を探してそこに投資することが一番なのです。
稼いでいる投資家はどういった観点で会社を分析していて株を購入しようか分からない人も多いと思いますので、代わりに私が解説しようと思います。
noblework編集長の経歴
私のブログではこれまで、日経225に登場する大手企業の経理・財務としてのキャリアを積み上げてきました。
そして学生時代から行ってきた投資を掛け合わせてあなたの最適な解に導けるように日々活動しています。
会社で財務として仕事をする傍ら投資とブログ活動を続けております。
今後も私の投資手法や財務アプローチでの会社分析を行っていきます。
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スシローという会社について
スシローは日本国内外に624店舗(2020年12月時点)を展開している超大型回転すしチェーン会社です。
1皿100円のお寿司をメインとしてお客さんに提供してきています。
大阪でビジネスを始めて、急速に規模を拡大してきました。
味にうるさい大阪人の舌に合うお寿司を常に提供してきたスシローは寿司業界では売上高1位を誇ります。
2020年12月に発表された、有価証券報告書によると、2020年度の売上は約2050億円でした。
1店舗当たり(売上) | 3.3億円 |
1日当たり(売上) | 90.4万円 |
粗利率 | 52.4% |
決算書を読む限りでは、1皿100円のうち、原価が48円、粗利は52円であることがわかります。
もともとは100円の皿がメインでしたが、最近は150円、300円と高単価なメニューを数多く取り揃えてあります。
粗利率はさらに上がっていくと思います。
来店人数
当初は郊外の顧客をターゲットにし、店舗拡大をしてきました。
近年は都市部にも進出し、ubereatsやお持ち帰り制度を利用し、多くの顧客を獲得している。
スシローの有価証券報告書によると、年間延べ1億5千万人がスシローに来店したという。
流動資産比率は低い
2020年度有価証券報告書から情報を取得し、財務分析を実施しました。
その結果はこちらです。
流動資産比率 | 25 |
自己資本比率 | 21.46% |
流動資産比率は、貸借対照表の流動資産と流動負債の割合を比べたものです。
企業のキャッシュ量が妥当かどうかで私はよく使用している指標です。
120以上が安定しているなと思うところですが、スシローはかなり低い水準になってしまっています。
1つは、積極投資。
2つ目は、銀行からの借入。
1つ目の積極投資については、スシローは国内外の店舗拡大を急ピッチで進めてきたんだ。そこに資金をつぎ込む(投資)事をしているので、手元資金が少なくなっているんだ。
2つ目の借入については、普通どの会社も銀行から借入を行っているんだ。
今は銀行の利率も下がっているから会社側から見てもお金は借りやすくそれを元でに投資を実行している会社がとても多いんだ。
だけど借入額が多くなってしまうと、この指標は低くなる傾向があるんだ。
借入をするとその分いつか銀行に返済をしないといけないから、投資した分を回収できないと、会社の資金繰りは悪化していくんだ。
この二つからスシローはちゃんと投資したお金をリターンできるようにする施策が必要になってくるんだ。
自己資本比率も低め
自社がこれまで自己努力で獲得してきた資金とスシローが保有する全資産の割合を比べたものになる、自己資本比率も低くなっている。
だいたい40%以上あれば、安定しているかなと思う。
スシローは上でも話したが、積極的な投資を進めてきているので今後この投資による結果がうまくいけば、自己資本比率も上がっていくと思う。
今は様子見したいなと思うのが私の正直な気持ちです。
投資価値について
私は株式投資を行うときは各社の財務状況と投資リターンを必ず計算しています。
それらのバランスを見てその会社の株式を購入するか判断するべきです。
スシローの株式投資を行う上での銘柄別での評価についてここから話そうと思います。
まず結論から言うと、配当利回りは0.39%、株主優待の現金換算利回りは0.51%でした。
配当金について
スシローは2020年の有価証券報告書(2020/12月発行)で配当金を分配すると報告しています。
1株につき、15円の配当金を行う予定です。
2021年1月22日の終値ベース(3885円/1株)で計算すると
配当利回りは0.39%になりました。
株主優待について
スシローは株主優待のサービスを株主に提供しています。
変更になる可能性もあるので、詳しくはスシローグローバルホールディングスのHPを確認下さいね。
100株以上であればスシローの食事券をもらうことができ、全国の店舗で使用できます。
株数 | 優待 |
100株ー199株 | 2,000円 |
200株ー399株 | 3,000円 |
400株ー799株 | 4,000円 |
800株ー1,999株 | 8,000円 |
2,000株 | 20,000円 |
株主優待を現金換算した場合は、
利回りは0.51%となりました。