皆さんこんにちは!
noblework編集長です。いかがお過ごしでしょうか。
今回ご紹介するのは皆さんの家の近くにある”ローソン”です
投資家の立場になって分析し、この会社を買うべきか見送るべきか考察してみたいと思います。
三井系サラリーマンって誰?
私は三井系サラリーマンとして、日中は経理・財務の仕事をしています。
毎月貯蓄を投資に回して配当金の利回りだけで生活できることが私の目標です。
もともと学生のころから、株式投資・FX・先物取引をしていました。
これまでの運用で得た利益は約2000万円。ですが自分の好きなように使いすぎてしました。そのためゼロから出発する気持ちで専門的な知識を使って日々投資判断をしています。
様々な投資手法がありますが、私のスタイルは中長期保有型です。
サラリーマン、投資、ブログ活動の3足のワラジでやっています。毎日マーケット情報を見て都度売買を判断することは時間的にも難しいです。
そのためマーケットの情報にあまり依存しないやり方で、しっかり収入を得られる方法がないか追及したところこのやり方がベストだと確信しました。
私は投資や仕事柄経営に携わることがあるので、経験と専門知識があるので不自由なく運用できています。
しかし大抵の人はそうではないと思います。
投資経験や財務諸表などの経営に関わる数字を読み取るスキルが無くても、このブログを読めば誰でも判断できるようにしていくことが目指しています。
それでは早速今回の本題に入っていきましょう。
ローソンに投資するべきか?
分析の結果、投資価値が高い会社である事が分かりました。
馴染みの高い会社だからという訳だけではありません。会社の取り組みが財務諸表にもちゃんと表示されていました。
またマーケット情報と照らし合わせても、効率的に配当金を得られる投資額になります。
ある程度成熟している企業になるので、株価の大幅上昇は期待できませんが、コンスタントに持ち続ける投資にフィットします。
ローソンは三菱商事の子会社
コンビニは大手商社によって運営されている事はご存知でしたか?
有価証券報告書を見れば一目瞭然ですが、三菱商事が株式の過半数を取得しています。
つまりローソンを子会社化しています。経営陣も三菱商事出身が多いです。
三菱商事の商流を使って原材料を安く仕入れ、販売する機能が構築されていることが見えてきます。
コンビニは商社による実質的な経営がスタンダードになっています。
知っていましたか?一番最初に商社が子会社化した会社がローソンなのです。
ローソンってどんな会社?
ローソンは全国津々浦々にコンビニエンスストアを展開しています。
日本にいる人であれば一度は訪れたことがあるのではないかと思います。
大きな事業セクションとしては、主にこれらが挙げられます
- 国内コンビニエンスストア事業
- 成城石井事業
- エンタテインメント関連事業
- 金融関連事業
- 海外事業
私も有報を見るまで気が付きませんでした。実はローソンは成城石井を運営しています。
最近テレビで特集されることが多く非常に注目されていますね!
このことから老若男女、幅広い所得帯にビジネスを提供していることがわかります。
またあとで述べますが、金融関連事業も行っています。
具体的にはローソン銀行を運営しており、豊潤なキャッシュを預入金から得ています。
コンビニを媒体としてより多くの顧客に対して新しい付加価値を提供し続けていることが見えます。
ただコンビニを経営しているわけではないのです。これからもさらなる顧客価値提供を続けてくれることを期待しています。
配当金と株主優待について
有価証券報告書によると、ローソンは一株につき150円を株主に還元しています。
最近の終値ベースでみると、利回り率は3%となります。
株主優待は実施していないので、配当金だけが株主に対して還元されるものになります。
東京証券取引所の統計資料によると、2021年4月時点での東証一部の利回り率平均は、1.86%のため平均より高いということがわかります。
財務の安定性は?
ローソンの財務安定性は他上場企業と比較しても、良い方と言えます。
ローソンはキャッシュリッチな会社であると言えます。
売掛金、商品などを含む流動資産は6908億円ありますが、現金がその58%を占めています。
お金の循環が良いので、店舗拡大も容易に出来ますし、研究開発などにも積極的に投資できる状態にあります。
現金の多くがローソン銀行による顧客預入から来ているものと思われます。
報告書には明言されていませんでしたが、貸借対照表を見ると負債の部に預り金と記載されている部分があり
それが顧客預入分に対応すると考えられます。
全てが対象ではないかもしれませんが、少なくとも2000億円以上の顧客預入がそのまま現金保有につながっているのではないでしょうか。
自己資本比率が19.8%と発表されており、少し低めの水準にはなっています。
親会社からの資本流入、銀行業開始の際の資金を金融機関から調達(短期・長期借入金)をしているのが主な要因になります。
ここでの数字の低さは大きなリスクを持たないと考えてよいと思います。
キャッシュフローを見ても、営業活動によるキャッシュ獲得が投資と財務活動のキャッシュ流出額を上回るので、全く問題はないと思います。
来期に約1000億円の借入金返済を迎えるので、その分のリスクを見積もり4つ星評価としました。
事業の安定性は?
ローソンの事業安定性は、コロナの影響も受け減収減益となっています。
売上高2760億円に対して、当期純利益は87億円になりました。
当期純利益率は3%となります。
コロナ下の状況で黒字で着地出来たことは見事だと思います。
多くのBtoC事業はコロナによる外出自粛などの影響を受け、減収となり、固定費削減が追い付かず結果、当期純利益が赤字となってしまったケースが多く見られます。
ですが前期の201億円の当期純利益に比べ67%減益となっていることを受けてそれを評価にしました。
営業利益率は本業ビジネスによる損益を表示しています。昨年の21%に比べ15%に減少しています。
これはコロナによる売上減少により、固定費分を賄うことが出来なかったのではと分析しています。
コロナ抜きであれば当期純利益率は恐らく10%ほどに着地して前年度の7%を超えてきたと思います。
これだけの大きなショックがあったのにもかかわらず収益性を確保できた会社になるので、プラスポイントにしたいと考えました。
総合的に見て
投資リターンと財務活動及び収益性を見るに、ローソンへの投資意欲はこうなりました。
収益性も安定しているので、長期的な運用に向いているのではないかと思います。
ただ株価が若干上がり気味ですので、利回りが3%となってしまいます。
PERが28-30で落ち着いているので、少し割高の感じはします。
他に投資したいという意欲が無ければ、この会社に投資してみようと思います。
しかし、最小単元が100株からなので、50万円が必要になります。
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