【投資初心者向け】投資目標の作り方

2020年から投資信託を始めた人が多数

12月23日の日経新聞一面でも取り上げられているが、2020年の投資信託投資額の残高が前年の3倍に膨れ上がっている。
コロナ状況となり、収入減少となり他の収入源を得るために投資信託を始めた人が多くなり継続的な投資を続けていることが要因だ。


既にこの記事を読んで頂いただろうか?もし読んでいない方がいれば先にこちらを読んでから、目標の作り方について知ってほしい。

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投資は人生を豊かにする、大切な人への贈り物となるということを以前の記事で伝えた。これについては納得頂けたかと思う。次のステップは、投資で何を得たいのか自分自身で理解することだ。

今あなたは投資でいくらお金を生み出したいのか?
その答えを持っているだろうか?

多くの人は漠然と”お金持ちになりたい”、”裕福な暮らしがしたい”という風に思っているだろう。私も最初そう思っていた。

私の経験からいくとこの漠然とした”目標設定”では必ず継続できないと言い切れる。なぜなら人間はいろんなことに手を出したいが毎回同じことをやるとすぐに飽きてしまう生き物だからだ。

だが投資の事もよくわからないのでどうやって目標を立てればよいか分からないという方に目標の立て方とゴールを明確にさせたいと思う。

目標というのは、理想の姿を具体的にしたものだ。
投資の場合だとこのような目標を設定するとよい。

  • 私が今持っている~~万円を(現在保有している資産)
  • ○○することが出来る
  • △△万円まで
  • 🔶🔶を駆使して資産を得たい

「難しい。そんなの出来ない」と思った方はこの記事を最後まで読んでほしい。

投資はあくまで目標達成のための目的になるということを改めて理解してほしい。目標と目的が同じように捉えられてしまっていることが多いので気を付けてよう。

この記事を読んでほしい方

  • これから投資を始めようと考えている人
  • 投資を始めてみたが目標を持てていない人

老後への不安

まずはなぜあなたが投資に興味を持ったのかその背景を説明する。

イギリス資産運用会社、シュローダーによると世界32か国の個人投資家にアンケートを取った調査結果によると、定年後の収入に「不安を持つ」と回答した人は51%、世界平均は40%のため、不安と考えている人が多いということが分かった。

英資産運用会社:シュローダー 個人投資家2万3450人へのアンケート結果

このことから老後の生活に対して不安に感じている日本人が世界トップクラスで多いということが浮き彫りになった。

堅実的な国民性もあり、貯蓄は美徳という文化も親から受け継いだ若い世代も多い。そのため若い世代でも今から資産を残すために動いている人が多いのだ。

投資については学校で教えてもらうことはないので、いったいどうすればいいのか分からないという人が多数だろう。中には自分で勉強をして株式投資やデイトレードといった高頻度な取引を行い資産を得ている人もいるがそれはほんの一握りだ。

楽して生きたい

数年前からビットコインの仮想通貨投資で何億も得た若者、“億り人”が世間で話題になったのをきっかけに、楽してお金を得たいという人が続出し始めた。また会社での働き方に不満を持っている人が多々現れ、会社に行くことなく自分のやりたいように生活したいと思う人も増えてきている。

楽して生きるためには、仕事をせずに収入を得る。そのために投資をしたいと思った人が増えてきている。私の周りでもそうだ。地元の友人が最近ビットコインを始めた。「投機目的での投資を始めた!お前めっちゃ儲かってるらしいからやり方教えてよ」といった感じだ。

Fire 経済的自立と早期退職

こういった現状から、老後のためにお金をためておきたい。楽して生活できるようにしたいというニーズが世の中にあふれてきた。これがあなたが投資をやりたいと思った理由だ。

次に共有したいのは、FIREという言葉だ。
FIREというのは、炎という意味ではなく。

Financial Independence, Retire Early

この頭文字をとったものである。経済的独立と早期退職を目標とするライフスタイルを目指したものである。まさに上の二つの背景に合致している言葉ではないだろうか。

ここからはどうやってFIREを達成するかその条件を定義していく。

Fire達成のための条件

FIREを達成するためには以下の条件が必要だ。

  • 投資で安定的な収益を得る
  • 投資で得た収益のみで生活する

この二つがキーポイントとなる。ではどのようにすれば解決できるのか具体化していこう。

巷の広告の影響で、不労所得について聞いたことがある人が多くなって来た。不労所得は普段我々が働いて対価を得ているのとは違い、資産を持ちその資産から収入を得ることができる。それが不労所得だ。

FIREに近くためには、高い給与水準の仕事につくか、不労所得での収入を得るかというのが重要になってくる。
一般的に高い給与水準を得るためには、それなりに大きな責任・高いスキルが必要とされている。また数も限られてくるため多くの時間を割いてスキル習得や業務上から得る高い専門性が必要になってくる。
時間も多くかかることや、必ずその職をやれるという確証はない。そのためより理想に近づくためには、不労所得からの収入にフォーカスするといい。

Fireに近づくための最終的な条件とは

一般的に豊かな家庭の一ヵ月の生活費はおおよそ、50万円と言われている。その分を投資で得た収益のみで賄うようにするためにはいくら資産を保有しないといけないか考える。つまり年間で600万円の収入があればよいと仮定する。

投資から得られるリターンは投資種類によって変動してくるが、
仮に株式投資を行った場合のリターンが5%年率だったと仮定する。

この場合毎年資産に対して5%のリターンが発生する。
この条件で600万円を得るためには

600万円 ÷ 5% = 1億2千万円となる。

これだけ見ると宝くじを当てない限り無理なのではと思った人も多いと思うが、実際はそうではない。

サラリーマンの生涯年収は2億円から3億円と言われる。
その一部を投資につぎ込み、それを育てることで資産を増幅させていくことが出来る。複利の力と言われるものだ

これを利用することで、継続的に資産を増やしていくことが可能なのだ。

投資によってはリスクが比較的高いがその分リターンが大きいもの、逆のものも存在する。あなたがどの投資を選ぶべきかについて別の記事で説明する。

今日お伝えしたかったのは、具体的な金額をイメージすることからスタートすることだ。

目標金額にたどり着くための”HOW”、方法はいくつもあるがそれらについて一つ一つ解説していくので安心してほしい。

私は現に数年間で2000万円の利益を株式投資から得ることが出来た。今後はそのノウハウについても共有していこうと思う。

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