「貯蓄が貯まってきたから、資産運用を始めたいけど、種類が多く何から手を付けたら良いか分からない」こういう相談を会社でよく聞くようになりました。財テク、資産運用についての関心が上がってきていますね。
投資初心者向けに対して何から始めるべきか順を追って説明していこうと思います
そもそもなぜ投資が必要なのかについては、こちらの記事で説明しています
投資をやったことがない人や、始めたての人に向けて投資というのはどのようなものかを説明していきます。ネットでは投資の情報がたくさんあり、どれを信用したらよいのかまた情報がありすぎてどのような方針を立てて投資していくべきか困っている人[…]
投資開始までの5ステップ
実際に投資を行うまでに通過するステップはこの通りです
・投資目標を決める
・投資運用額を決める
・投資スタイル/投資先を決める
・証券口座の開設
・注文する
この5ステップをクリアしたら、晴れて投資家デビューです!
それでは早速説明していきます。
投資目標を決める
何をやるにしても、目標を設定しなければゴールにたどり着くことが出来ません。ですが曖昧な目標の設定だと、達成したかどうか判断できずに、
モチベーションを維持することが出来ません。
これから投資をする人は、お金持ちになりたい。豊かな生活を送れるようにしたいなどのイメージを描いているのではないでしょうか。
これだとまだ具体的ではないので、数字を使って表現できるようにしましょう。
例えば、毎年100万円を配当金で得られるようにしたい!といった感じです。他にも、資産を3000万円にしたいなど、具体的な数字で目標を設定することが必要です。
もし設定が難しいようであれば、Twitterでご相談下さい。ニーズを聞いて目標まで落とし込むお手伝いは喜んでします。
そしてそれを宣言して下さい。宣言することで逃げられなくなるので、必然的にやるしかなくなります。
意識高い系と思われるかもしれませんが、周りの目を気にすることはありません。自分で宣言してうまくいかなかったとしてもやりきるというのが大事だと思っています。
・モチベーション維持のため目標設定しよう
・数字を使って具体的に
・”誰が””何を””いつまでに””どの状態に”
・目標を周りに宣言しよう
投資運用額を決める
仕事や世代によって給与水準は変わってきます。
一概に答えはないのですが、最低月間給与の10%以上は投資することをおススメします。
私の場合は、手取り額の30%を投資に回しています。
あまり無理をして投資に回してしまわないように気を付けないといけません。
一番大事なのは、継続するということです!
自分が継続できる金額を毎月投資に回すということを徹底しましょう!
投資スタイルを決める
多分このブログを見ているのは、学生かもしくは20代~30代が大半だと思います。
会社で働きながら(学生の場合バイト&学業に励みながら)、そこで得た収入の一部を投資に回すことだと思います。
毎日株式市場に張り付いて株価の動きを見たりするということは正直できません。
私も社会人になってから、何度か試してみましたが、時間が無くて無理でした。そのため、投資スタイルは中長期保有しかありません。
これは断言できます。デイトレ・スキャルピング・FX・先物は絶対やめておいた方が良いです。
高い知識が必要で常に相場を見張る必要があるからです。
中長期保有を前提とした投資スタイルだと、買いたい株を調べるということは必要です。ですが週末にできます。
買った後は長く保有するので、相場をずーっとチェックする必要はありません。
そのため、学生・社会人は中長期保有の投資をおススメします。
投資先を決める
中長期保有が学生・社会人にとって一番のやり方であるのは先ほどお伝えしました。
次は投資先を決めましょう。
ここが一番皆さんが迷われるポイントだと思いますので、別の記事でも解説しようと思います。
重要なのはこの考え方です
・株価チェックが必要でない会社
・配当利回り 3.7%以上
・1社に固まらずに複数社に分散すること
・定期的にコツコツ買うこと
各ポイントについて詳しく解説していきます。
株価チェックが必要でない会社とは?
中長期保有の前提の投資では、よほどのことがない限り株を持ち続けます。数十パーセントの含み益・含み損が出ていても気にしません。
慣れていないと気になってしまいますが、眺めるだけにしましょう。
一番のポイントはすでに安定もしくは成長が期待できる会社を選ぶということです。そうすれば長期にわたって配当金を頂くことが出来ますし、将来的に株の価値も上がっていくことが期待できます。
なので、リスクの高い投資先はここでは除外します。
配当利回り3.7%以上を狙おう
配当金を得られる会社はたくさんありますが、現在の株価と照らし合わせていくら投資したら、どれだけ1年間で戻りがあるか計算することが必要です。
配当利回り率は以下の計算式で算出します
配当利回り率(%)= 年間受領予定配当金 ÷ 株価 × 100
利回り率が高いほど、リターンが増えます。そして3.7%以上は確保した方が良いです。
ですが、税金で20%が控除された状態で入金されますので手取り額で3%以上をキープできるようにしたいです。
利回り率が10%を超えるような場合があれば、そこへの投資はハイリスクになりますので避けた方が良いです。その理由は別の記事で紹介します。
1社に固まらず複数社に分散させる
会社は様々なリスクにさらされています。同じ業種の会社でも1社だけ、システムトラブルが原因で売上が出来ずに、業績悪化となってしまい株価が落ちたなど
想定外の事が起こりえます。
こういった想定外の事を見越して、1社だけに集中して投資するのではなく、いくつかに分けて投資することが必要です。
これはプロでも必ず行っていることです。
定期的にコツコツ買うこと
一度に株を一気に購入するのではなく、まんべんなく購入し続けることがポイントになります。
株価は常に変動します。どんな動きをするかは予測することは出来ません。そのため今の株価が特定の期間の中で高かったり安かったりします。
逆に取得タイミングをずらして、いくつかに分けて購入すると、下の図のように取得価額はほぼ真ん中に来ます。
常に真ん中の位置で株価を取得できれば、株価が下がっても平均的に安く買うことが出来るので、このやり方がおススメです。
証券口座を作る
証券口座をいよいよ開設するタイミングになりました。ここでも皆さんがよく迷われるポイントになります。
なぜなら証券会社もたくさんあるからです。
その中でも私がおススメするのはこの3社です。
証券会社 | 取引手数料 | 1株対応 | ポイント |
0円 | 対応 | 使いやすい | |
0円 ※月額制 | 対応 | Tポイントで投資可 | |
55円~ | 対応 | 100株以上の手数料が一番安い |
私がその中でもおススメするのはLINE証券です。
証券口座は後からでも作ることが出来ますし、併用して使うこともできます。
取引する
目標設定、投資額決定、投資先を決めて、証券口座の開設も終わりました。
ここまでおつかれさまでした。あとは、実際に株を買うだけです。
株を買うためには、注文をしなければなりません。
ここも追求すれば奥が深いトピックになるのですが、シンプルに売買できるように考えました
・指値注文
・市場価格よりも3円安く注文
指値で現在の市場価格よりも3円低い価格で指値注文をして下さい。3円が一番バランスが良いというのが私の8年間の経験です。
もう少し低い値段で注文すれば安く買うことが出来るのですが、株を買うことが出来ない可能性が高くなります。
また必ず買える方法として、成行という現在市場で取引されている価格で購入するという設定があります、しかしそれは高く買っているので実は損しています。
高値掴みしないような株の買い方を追求したところ3円下での注文の仕方が理想的でした。
あとは注文が約定することを待ちましょう。
まとめ
投資開始までのステップを説明してきました。
通過するステップは5つあり、その中で一番難しいのは投資先の決定です
これは誰でも悩むところです。悩まないようにする考え方を別の記事で説明していきます。
1度読んだだけでは分からないことがあると思いますので、日をおいて何度も見ると理解力が上がっていきます。
・投資目標を決める
・投資運用額を決める
・投資スタイル/投資先を決める
・証券口座の開設
・注文する