日本たばこ産業(JT)が配当金生活達成におすすめ理由を徹底解説する


配当金だけで生活できるようになりたいけど、JTって配当利回りが高いと聞いた。本当にこの会社に投資してもよいのだろうか?

こちらの株に投資を検討している人が多いです。

こういった方の悩みにお答えします。

こんな人が解説しています


三井系の企業で働くサラリーマンです。これまでデイトレ、FX、先物投資など幅広い投資を経験してきました。学生のころから投資を始めて8年で、これまでの投資で得た利益は2000万円。

ほとんど留学や車の購入に使ってしまって、もう一度ゼロからの気持ちで投資をやっています。
会社員になってからは長期投資を行っております。

普段は経理・財務でコーポレートファイナンスの業務を中心に活躍中。そんな私が会計知識をフル活用して、JTの中身を解説しようと思います。

JTは配当金生活達成のために絶対必要

JTは配当金生活を送るためには投資しなければならない株です。

なぜなら今後も配当金をもらうことが出来る企業だからです。倒産のリスクも非常に小さいです。収益性は今は減少傾向だが、さらに大きく下がることは考えにくいからです。

過去のデータと比較しても、それが未来につながるかどうかはわかりません。今後の動きを捉えていくことが大事です。

JTの投資判断を行うために、決算書やシンクタンクのレポートを読み込みました。それをぎゅっと凝縮しているので正直自分で言うのもあれですが、「有料級」です。

配当金は今後も継続する


JTの配当金は今後も同水準を維持していくと考えられます。多少下がっても投資メリットとしては高いと考えています。
配当金は会社の利益を原資としています。そのため、利益は1株当たりの配当金に直結します。

またJTは経営陣から投資家へ対しての説明で、配当性向は75%以上を維持するとコメントしています。そのため利益が大幅に減少しない限り配当金の減額はないと思います。

JTは配当金利回りの高さが株主にとってのセールスポイントですので、経営陣は配当を死守することが必要ですので。そこは変更することはないでしょう。

倒産のリスクは非常に小さい

倒産することが一番の損失になるので、それは必ず避けないといけません。

たばこ産業は今後小さくなっていくから、倒産リスクは高いんじゃないかと思っている人多いと思います

私もそういう先入観を持っていました。

JTのキャッシュ保有量は最強レベルです。直近の決算で5000億円以上もあります。
これまでたくさん利益を出してそれを余分に蓄えてきました。豊潤なキャッシュを有効活用して、海外企業をM&Aしてきています。
あまり目立つことはないですが、お金を持っていますし、借入バランスも良好ですので有事の際も乗り越えていけると言い切ってもいいでしょう。
またたばこは絶対無くなることはありません。なぜなら嗜好品だからです。お酒・コーヒーと同じで中毒性があるからです。
私の母もそうですが、一度始めたらやめるのはなかなか難しいです。そのため、たばこが世界から無くなる日は絶対になく、主要ビジネスが急に無くなるということはまずありません。

収益性は減少傾向?


ここまで読んで下さった方は、「たばこ産業の未来はそこまで明るくないのに、なぜJTはおすすめされるのか」という疑問を持っていると思います。

JTは日本では確かに市場は小さくなっていますが、海外収益が大半を占めていることはご存じでしたでしょうか。

全体の64%が海外たばこ事業で得た収益です。そのため日本でユーザー減少による売上減となってもクリティカルな問題ではありません。実際に世界ではこの図のように大きな需要があります。


※出典:WHO, swissinfo.ch

コロナ過においても、収益性はちゃんと確保できています。また本業のビジネスから得られる営業利益に関しては非常に高いです。最終的に利益額を押し下げているのは、海外企業への積極的なM&Aによる「のれん」の償却によるものです。
本質的なビジネスは問題ないので、私は安心してみていられます。

また医療、食品事業にも取り組んでいることはご存じでしたでしょうか?
テーブルマークはスーパーでも見たことがあるのではないかと思います。

このように主要のたばこ産業から一歩抜け出して投資続けている会社は優良企業の証とも言えます。

指標もチェックしましょう

私の投資法では、いくつかの観点にブレークダウンして会社の経営状況を分析しています。

これまで定性的な情報を述べてきましたが、それを数字で表すとこうなりました。

株主へのリターン

まずは株主に足してのリターンを見ていきましょう。
配当利回り率:5.9% (1株当たり130円)
配当性向:88.1%

株価の動き(月足)
3600円台で保有している人が多そうです。含み損で抱えている人は多いですがその分配当利回りでカバーしているという感じです。
下げ止まりの傾向が見えますので、今からがチャンスといったところでしょう

財務安定性

続いて財務の安定性を確認します。
自己資本率:48.7%
Cash割合:10% (5000億円超)

収益性

営業利益率:22.4%
ROA:5.7%
ROIC:10%

営業利益はのれん償却がのしかかるので、低めに抑えられていますがそれでも22%はかなりドル箱です。

まとめ

JTは配当金生活を達成するために買うべき株です。
今後も配当金をもらうことが出来る企業で倒産のリスクも非常に小さいです。収益性は今は減少傾向だが、さらに大きく下がることは考えにくいです。現状と今後の見通しを見た結果、今からスタートするのがいいのではと思います。
株価は減少しておりますが、買い支えがありますし、長期保有者もたくさんいますので今後も投資を継続していくと思います。

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